あなたの徒然なるままに。

フィクション少々

ココから再スタート

ポケモンの劇場版の数々がアマプラで観れるようになっていた。

まだ観たことなかったが気になっていた「ココ」を観ることにした。観終わった後に調べて知ったが、2020年公開の現時点での最新作で唯一の冬公開で、次作の予告はまだないらしい。

ポケモンに育てられた主人公のお話で、成長につれ自分がポケモンでないことに悩み、初めて人間と出会ったことをきっかけに自分のルーツなどを掘っていく、よくある感じ。

しかし、加湿器ばりに泣いた。観る前の軽い気持ちとのギャップも相まって、個人的な評価はかなり高い。観たほうが良い。

育ての親のポケモンと主人公以外の見所はやはりサトシと思う。今作はサトシ1人旅でタケシ的な存在がいないことからか、いつものサトシの良いことろに加えて、野生の主人公をリードするようなやさしい兄貴なところも見え、非常に好青年(少年?)ですばらしい。

 

サトシはみなさんご存じの通り夢を公言している。

ジムリーダーやリーグチャンピオンでもなく、ポケモンマスター。ポケモンマスターと呼ばれる存在を知らないので、(二刀流)大谷翔平や(ボードマスター)平野歩のように、かつてない存在と想像できる。

そして、サトシは当たり前のようにそれに向かって努力をしている。この当たり前が天才的だと思う。ポケモンマスターになるための方法は誰も知らないから正解が分からないはずなのに、だから。

手法が確立しつつあることであっても、努力しつづけることはできても正しい努力をし続けることは非常に難しい。僕もそう感じる毎日を自転車競技部では送った。割とうまくいっているこの1年でも、たまに不安になるし、計画通りにはいかないものだ。

今日だって、僕は3週間練習して1週間休む感じのサイクルで練習計画を立てているのだが、今週が練習3週目で翌月曜日から回復週に入る計画だったのに一昨日くらいから眠気がひどいし脚も重くて回復が遅い。思い切って回復週先取りしようかと練習計画を見直していたら、練習期間がすでに4週目に突入していた。

日にちを数え間違えるとなんて今更ある?と思ったが油断するとこれだから正しい努力をつづけることは至難の業である。

この点でも、理論と直感を兼ね備えているであろうサトシの才能がうらやましく思いながら、今後は日にちをかぞえ直さないでも済むようにエクセル関数を組んだ。